081030_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月30日 |
081030_02 |
シーラスロジック |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
デジタル情報家電用 |
携帯オーディオ向け24ビットで消費電力半減のアンプ「CS42L55」
米シーラスロジック(ジェイソン・ロード社長兼CEO)は、日本の市場ニーズを意識した新製品を開発し、早期投入により日本市場におけるビジネスの早期拡大を目指す。世界的に日本の機器メーカーが強い携帯オーディオ機器向けに、消費電力を従来品比で約50%低減、電池寿命を最大2時間延伸できる戦略製品「CS42L55」の量産出荷を、このほど開始した。同社は、過去1年で日本法人の人員を倍増し、体制の強化も図っている。
シーラスロジックは、高性能アナログ、ミックスドシグナルICを主力とする半導体メーカー。
このほど、新製品発表のため来日したロードCEOは、07年4月の就任時に「日本市場におけるビジネス拡大」を重点戦略の一つとして強く打ち出した。
「新生シーラスロジックは、オーディオとエネルギーにフォーカスしている。携帯オーディオ分野におけるシェアを拡大し、エネルギー分野の製品群拡大を推進中で、これらの分野は特に日本の顧客が強い。日本での顧客サービスの強化は不可欠」と、日本市場重視を強調する。
“オーディオ&エネルギー向け信号処理コンポーネントのファーストチョイス”であることが目標だ。
CS42L55は24ビットで、無音再生時の消費電力がわずか5.1mWの低消費電力と、二つのモードを持つクラスH技術(特許申請中)を採用した。現在、他の携帯機器に採用されているクラスA/Bアンプに比べ、消費電力を50%近く低減した。
対象アプリケーションはメディアプレヤー、ナビゲーション機器、ワイヤレスハンドセット、ボイスレコーダなどとなっている。
同社は、1989年11月に日本法人を設立した。今年1月に、島内秀氏が日本支社長兼米本社副社長として、日本および南アジア地域の統括責任者に就任している。
「日本のOEMメーカーが、当社の成功の鍵を握る。パートナーシップを結び、日本市場にフォーカスした高品質、高機能なオーディオIC製品のラインアップを強化していく」(島内支社長)。
人員増は、FAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)とQC(品質管理)関係を中心に行った。
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