小・中型パーツフィーダ制御用「小型周波数可変コントローラ」

　ＮＴＮは、小・中型パーツフィーダの制御用として「小型周波数可変コントローラ」を開発、販売を開始した。０９年に２億円の販売を見込んでいる。

　新製品は、主力の小・中型パーツフィーダ専用にすることで、従来品に比べ容積・重量ともに２分の１と大幅に小型・軽量化した。外形寸法は幅６０×高さ１４０×奥行き１４１ミリメートル。重さ約１キログラム。

　３種類の速度をメモリー登録して３段階の速度切り替えができる。アナログ電圧による制御機能の追加で精密な制御が可能だ。

　２列で部品を整列・供給する場合に、各列の供給量のバランスを保つため、エアブローで余剰品をパーツフィーダ（ボウル内）に戻す「２列エアオーバフロー制御機能」も搭載した。

　このほか、ワーク不足検出機能、寸動運転機能（段取り時など、手動操作でワーク供給が可能）など、便利な機能を備えている。ＡＣ１００／２００Ｖ電源兼用。制御用のサービス電源の容量は従来品の４倍。

　今後は小型コントローラシリーズとして昇圧ユニット、定振幅機能を搭載した高機能型をラインアップしていく予定だ。