081021_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月21日 |
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シャープ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
デジタル情報家電用 |
中国デジタルモバイル放送方式CMMB受信用チューナモジュール
シャープは20日、中国37都市で7月から放送が始まった中国デジタルモバイル放送方式CMMB(チャイナ モバイル マルチメディア ブロードキャスティング)受信用チューナモジュールを日系チューナメーカーのトップを切って12月から量産を開始する。
08年末までに受信可能エリアが300都市以上に拡大する中国の国家広播電影電視総局が推進するデジタルモバイル放送方式CMMBのモバイル放送を受信できるチューナモジュール。中国ローカルメーカー品より大幅に小型・薄型化した。
既に搭載が始まっているパーソナルネットワークデバイス(PND)、パーソナルナビ、モバイルテレビのほか、これから機器認証される予定の携帯電話などモバイル機器向けに供給する。10月30日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格2万円。12月1日から月産能力50万個で量産に入る。
新製品は独自の高密度実装で9.0×9.0×1.7ミリの業界最小パッケージサイズを実現。受信に必要な時間だけ通電するタイムスライス処理により、93mWの業界最少クラスに低消費電力化した。RF―ICをベアチップで、OFDM復調ICをワイボンドでワンパッケージに納めた。
江川龍太郎電子デバイス事業本部高周波デバイス事業部長は「中国のモバイル放送端末市場は、08年の870万台から09年2200万台、10年には5300万台と日本のワンセグ放送端末を抜いて世界で一番大きい市場になるとみている。11年9200万台、12年には1億4500万台と大きく成長していく。ワンセグ用チューナモジュールで培った高密度実装技術、低消費電力、パッケージ技術などを生かし、中国のモバイル放送受信用チューナモジュール需要に応えていきたい」と話している。
同社では今回のCMMB方式のほか、中国11都市で放送が始まっているDTMB方式の据置機器用チューナモジュールを量産中である。
同方式モバイル機器用チューナモジュールもサンプル出荷している。このほど国家規格に決定したTMMB方式モバイル放送受信用チューナモジュールの開発も始めている。
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