081006_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月6日 |
081006_04 |
新日本無線 |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般民生用 |
47マイクロFという小容量出力コンデンサに対応するビデオドライバーIC2品種
新日本無線は、47マイクロFという小容量の出力コンデンサに対応するビデオドライバーIC2品種のサンプル出荷を開始した。
サンプル価格はコンポジット出力対応の「NJM2512」が60円、コンポーネント出力対応の「同2516」が120円となっている。今月から量産を開始。
映像信号を増幅して外部のディスプレイやモニターに出力するビデオドライバーICは従来、出力部に470マイクロ―1000マイクロFのDCカットコンデンサを必要とした。
一方で、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなど小型携帯型機器向けには、出力コンデンサを必要としないコンデンサレスビデオドライバーが製品化されてきた。ただ、コンデンサレス品は、出力端子でのショート時の破壊や接続機器不適応性での破壊の恐れが高まるほか、コンデンサレスを実現するためにICに内蔵したチャージポンプ回路からノイズが発生するという問題があった。
そのため、信頼性の確保には470マイクロ―1000マイクロF容量のコンデンサを必要とし、スペース的に不利な従来型ビデオドライバーを使用せざるを得なかった。
そこで、新日本無線では47マイクロFという少容量コンデンサを使用可能な製品の開発に着手。コンデンサ容量を縮小した場合に発生する歪みノイズ「SAG」を補正する独自回路を開発し、製品化に至ったもの。
新製品2種は、車載用途に要求される動作温度範囲マイナス40度―プラス105度Cに対応。同2512については、3.0Vの低電圧動作にも対応する。パッケージは同2512がTVSP8、同2516がSSOP20を採用している。 |