080926_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月26日 |
080926_01 |
パナソニック エレクトロニックデバイス |
変換部品 |
音響部品 |
一般民生用 |
高音質を実現した初の竹材料と樹脂を複合化した竹炭樹脂振動板スピーカ
パナソニック エレクトロニックデバイスは、業界初の竹材料と樹脂を複合化した竹炭樹脂振動板スピーカを開発した。
竹炭と竹繊維の竹材料と樹脂を複合化した新開発の竹炭樹脂を、スピーカ振動板に採用した。軽く、優れた曲げ弾性率と音速を実現し、さらなる高音質化を図った。車載、薄型テレビ用スピーカユニットとして、09年4月からサンプル出荷を開始する。
同社従来品の樹脂振動板スピーカに採用している樹脂と無機質フィラー(マイカ)に比べると、比重は1.1―1.2から0.98―1.1と、約10―15%軽い。内部損失も0.025―0.04から0.05―0.065と約1.5倍大きくし、よりクリアで歯切れの良いナチュラルな音質再生を実現した。
樹脂と無機質フィラーで3000―4500MPaだった曲げ弾性率を、4000―5500MPaと約25%高い高剛性を得た。音速も1800―2000ミリ/秒を2000―2300ミリ/秒と約10%高速化し、再生帯域を広げた。
竹材料と樹脂を複合化した新振動板材料は、軽くて剛直な竹繊維と、竹の原木を高炉で炭焼きして炭化させ、粉砕、分級した竹炭を樹脂に混練し、均一に分散、複合化した。これにより、射出成形で業界最薄レベルの振動板厚さ0.2―0.3ミリにできた。振動板形状の自由度が高く、寸法安定性にも優れる。 |