080922_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月22日 |
080922_02 |
ミツミ電機 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
デジタル情報家電用 |
地デジなど向け超薄型・高利得2.5dBi以上を実現した「周期構造板付ダイポールアンテナ」
ミツミ電機は、地上デジタル放送受信TVやSTB向けに、超薄型・高利得2・5dBi以上を実現した「周期構造板付ダイポールアンテナ」を開発、12月から量産を開始する。
従来の高利得アンテナは、放射器と導波器・反射器の間隔が1/4波長分必要で、アンテナ自体を薄くすることが物理的に難しく(F=600メガヘルツで1/4波長=125ミリメートル)、構造自体の見直しを必要としていた。
同社は従来の利得を保ちつつ薄型化する目的で、法政大学の中野教授と研究を重ね、今回、同アンテナを開発したもの。特許1件申請中。
特徴は(1)波長に対して超薄型(通常λ〈F=600メガヘルツ〉/4=125ミリメートルの厚さが必要なのに対して、外装を含めた厚さを35ミリメートルで実現)(2)広帯域にわたり高利得(地上デジタル放送の受信帯域470―710メガヘルツに対して、2.5dBi以上)。
主な市場は周波数470―710メガヘルツ。VSWR2.5以下。偏波特性は直接偏波。最大利得2.5―5dBi。外形寸法288×85×35ミリメートル(アンテナ素子を外装ケースに入れた寸法。外装はカスタム対応)。
サンプル価格は2万円(税別)。生産計画は、中国・天津工場「天津三美電機」(天津市)で12月から月産3000個を計画している。
同社はこれまで、GPS受信用やXM衛星デジタル放送受信用アンテナなどの小型高性能アンテナを手掛けてきたが、地上デジタル用UHFアンテナにも進出し、事業拡大を目指すとしている。
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