新しい操作スタイルを実現する多機能操作リモコン「ワンボタンコマンダ」

　アルプス電気は１６日、ＡＶ機器の新しい操作スタイルを実現する多機能操作リモコン「ワンボタンコマンダ」（フルカスタム品）を開発したと発表した。

　１０月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は5000円（税込み）。指先でリモコンのタッチパッドをなぞって押す操作とリモコン全体を振る操作で構成され、ユーザーに直感的なリモコン操作を提供する。

　ＴＶやＤＶＤなどの高性能・高機能化に伴い、リモコン操作の複雑化や操作ボタンの増加が進み、より快適に使える操作デバイスが求められている。

　新製品は、こうしたニーズに対応して開発したもの。

　なぞって押す操作部は、静電センサーを利用したタッチパッドにプッシュ機能を組み合わせた構成。モニターに映し出された機能・番組などの選択画面上で、タッチパッドをなぞってメニュー選択し、タッチパッドを押して決定するというワンアクション操作が可能だ。

　ＤＶＤレコーダなど文字入力が必要な時も、ＴＶ画面上に映し出されたキーボードを見ながら手元のコマンダのタッチパッドをなぞり文字を選択することで、タイトル入力や編集が容易に行える。

　加速度センサー搭載により、リモコンを左右に振ることで画面上の番組表のスクロールや切り替えなどユーザーの直感的な操作を行うことができ、タッチパッドとの組み合わせで飛躍的な使いやすさを実現した。

　無線通信（２.４ギガヘルツ）を採用。赤外線リモコンと異なり、セットの受光部に向ける必要がない。

　用途はデジタルＴＶ、ＰＣ、ＤＶＤレコーダ、ＳＴＢなどとなっている。