080912_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月12日 |
080912_04 |
LSIコーポレーション |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
データ転送レート毎秒6Gビットを実現するSASコントローラとRAIDオンチップIC
米LSIコーポレーション(日本法人=東京都港区)は10日、データ転送レート毎秒6G(ギガ)ビットを実現するSASコントローラ「LSISAS2008」とRAIDオンチップ(ROC)IC「LSISAS2108」のサンプル出荷を発表した。
6Gbps世代SASは、データ転送レートが従来の2倍に当たる6Gbpsまで高速されることに加え、従来はファイバチャネル(FC)でだけ対応できた様々な機能が盛り込まれ、セキュア機能や信頼性が大幅に拡張。また、新しい信号補正機能で耐ノイズ性を高め、伝送距離も最大10メートルに延びる。
SCSI、現行のSAS1・0/1・1と各世代の規格にいち早く対応し、コントローラIC、エクスパンダーICで高いシェアを獲得してきたLSI社では、6Gbpsでも業界に先駆け、今年3月に6Gbps世代SASエクスパンダーICのサンプル出荷をスタート。そして今回、SASコントローラとRAIDオンチップICのサンプル出荷を開始し、6Gbps世代SASへの対応を拡充・強化した。
「LSISAS2008」は、ブレード、エントリミッドレンジ・サーバー、さらに外部ストレージ・システム向けに設計した8ポート6GbpsSAS/SATAコントローラ。
一方のLSISAS2108は、エントリ・レベルからミッドレンジ・サーバー環境向けのダイレクト・アタッチト・ストレージ(DAS)・ソリューション用に設計した8ポートSAS/SATA ROC。
2製品とも、SAS/PCI Express技術における最新の拡張機能を搭載し、1.5Gbpsや3GbpsSAS技術と互換を保つ。
同社では、6Gbps世代SAS対応のサーバー、ストレージなどの市場投入時期として09年後半を想定する。このほど来日したフィル・ブリンガー上席副社長は「6GbpsSASが登場する09年以降、ファイバチャネルからSASへの置き換えが進むだろう。世界シェアトップのSASストレージ用半導体ビジネスを、6Gbps世代でも拡大させていきたい」と語った。 |