080908_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月8日 |
080908_04 |
クラレプラスチックス |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
ブロアーなど送排気用に揮発性ガス発生が少ないウレタン製耐熱ダクト
クラレプラスチックスは、耐熱ダクトの新製品として10月から、ウレタン製の耐熱ダクトAU型を発売する。初年度に3000万―5000万円、2年目以降は年間1億円の売上げを目指す。
耐熱ダクトは、液晶や半導体メーカーなどに納入される特殊なダクトで、ブロアーなどの送排気用に使用される。
従来、液晶・半導体装置分野で使われていた耐熱ダクトは、シリコンゴム製のものが多く、液晶基板などに影響を与えるジメチルシロキサン類など揮発性ガスが発生する問題があった。
このため、同社では10年前から、発生するガスが少ないウレタン製耐熱ダクト(U型)を投入していたが、大量生産ができず、需要に応え切れなかった。
新製品では、連続押出製法の採用で大量生産が可能となり(U型比10―20倍の生産量)、10メートルまでの長尺品の生産も可能となるなど、よりユーザーニーズに対応できるようになったことから、10月以降、新製品の提案を強化していく。
サイズはφ175まで対応(φ200は施策検討中)、長さ10メートルまで、耐熱性は100度まで(将来的には150度まで検討)。補強芯に熱可塑性ナイロン樹脂を、軟質層に熱可塑性ウレタン樹脂を採用した構造となっている。
大量生産メリットにより、価格は従来のシリコンダクトと同程度を検討している。 |