080829_06
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月29日 |
080829_06 |
サムスン電子 |
ユニット |
記憶ユニット |
パソコン・OA機器・LAN用 |
低コストPC市場向け低密度MLC(多値セル)ベースのSATAUSSD
韓国のサムスン電子は27日、急拡大する低コストPC市場向けとして、高性能、低密度のMLC(多値セル)ベースSATAUSSD(ソリッドステートドライブ)を発表した。同SSDはノートPCに使用される2.5インチSSDの30%のサイズで、メモリー容量は8ギガバイト、16ギガバイト、32ギガバイトの3種類を提供する。
サムスンの半導体部門、メモリーマーケティング担当、ジム・エリオット副社長は「我々は価格、性能、可用性で低価格PCに求められる要件に対応するよう製造技術を改良、低密度SSDの再設計を行った」と述べた。
新製品は、密度は低いがサムスンが先頃発表したMLCベースの128ギガバイトSSDに使用されているものと同じ、高性能SATAUコントローラ技術を採用。
32ギガバイト版は連続データ読み取り速度毎秒90メガバイト、書き込み速度同70メガバイトで、現在市場に流通している低密度SSDよりはるかに高い性能水準を実現した。16ギガバイト版は読み取り速度同90メガバイト、書き込み速度同45メガバイト、8ギガバイト版は読み取り同90メガバイト、書き込み毎秒同25メガバイト。
8ギガバイト製品は、独立した16ギガビットのMLC NAND型フラッシュを4個内蔵。16ギガバイト版は16ギガビットNANDのデュアルダイ・パッケージを4個、32ギガバイ
ト版はクアッドダイ・パッケージを4個使用。今回発表した低密度SSDは、バッファとして32メガバイトDRAM、4チャンネルシステムを搭載し、高速読み取り環境に、より適した設計となっている。
低価格PCの需要増加に伴い、低密度SSD市場も急速に拡大している。サムスンは2011年まで、低価格SSD市場は年平均57%の伸びを示すと予想。今回発表した新SSDは既にサンプル出荷中で、量産出荷は来月の予定。 |