最大40Vの出力を供給できる低ノイズ昇圧コンバータ「LT3495/3495-1」

　リニアテクノロジーは、パワースイッチ、ショットキー・ダイオード、出力切断回路を内蔵する低ノイズ昇圧コンバータ「ＬＴ３４９５/３４９５―１」を発売した。

　 いずれも１０ピン２ミリ×３ミリＤＦＮパッケージで、１千個受注時の参考単価は１９３円から。

　 新製品は入力電圧範囲が２.３―１６Ｖと広く、１セル・リチウムイオンバッテリから固定１２Ｖ入力レールまで動作でき、最大４０Ｖの出力を供給する。

　 ＬＴ３４９５は６５０ｍＡスイッチ、ＬＴ３４９５―１は３５０ｍＡスイッチを使用している。

　 ＬＴ３４９５は、１セル・リチウムイオン・バッテリから１６Ｖで７０ｍＡを超える出力電流を供給でき、ＯＬＥＤディスプレイなどのアプリケーションに最適だ。

　 両デバイスとも、広い負荷電流範囲で高効率と低出力リップルを実現する独自の制御技法を採用している。スイッチング周波数が全負荷範囲で可聴帯域を超えることが保証されるので、ノイズに敏感なＰＭＰアプリケーションやオーディオ・アプリケーションに適する。

　 また低消費電力で、アクティブモードで６０マイクロＡ、シャットダウン時で０.１マイクロＡまで抑え、バッテリ動作時間を最大限に延ばす。