ピンとソフトウェアで互換性を持ちバイアス電圧の微調整に最適な12/10/8ビットDAコンバータ2ファミリー

　リニアテクノロジーは、ピンとソフトウエアで互換を持つ１２ビット／１０ビット／８ビットのＤＡコンバータ（ＤＡＣ）「ＬＴＣ２６３１」ファミリーと１２ビット／１０ビット／８ビットＳＰＩ　ＤＡＣ「ＬＴＣ２６４０」ファミリーを発売した。1000個受注時の参考単価は、いずれも１１６円から。

　新しい２ファミリーともに、８ピンＴＳＯＴ―２３の小型パッケージを採用。光ネットワークやＲＦＩＤシステムなどのアプリケーションにおけるバイアス電圧の微調整に最適だ。

　ＬＴＣ２６３１は、全温度範囲で優れた安定性を維持しながら、内部１０ｐｐｍ／度Ｃリファレンス出力を生成し、基板上の他のあらゆるデータコンバータ用のリファレンス入力をドライブすることができる。

　両ファミリーは２.５Ｖ、４.０９６Ｖのフルスケール出力範囲を選択可能。

　さらに高い精度や非標準の電圧範囲が必要な場合は、外部リファレンスを使用できる。

　出力は、内部または外部リファレンスを使用し、起動時にゼロスケールないしミッドスケールにリセットでき、電源が最初に印加されたときに強制的に接地できない設計に対して、より柔軟に対応できる。

　積分非直線性誤差が±１ＬＳＢ（最大）という優れた１２ビットＤＣ特性を達成し、開ループ・システムでも閉ループ・システムでも動作する。