MDDI 1.0/1.1対応型携帯電話用グラフィック液晶コントロールIC｢LR388D8｣

　シャープは、ＭＤＤＩ　１.０/１.１対応の携帯電話用グラフィック液晶コントロールＩＣ「ＬＲ３８８Ｄ８」を開発し、今月末からサンプル出荷を開始する。税込みサンプル価格２４００円。１０月末に月産１０万個で量産を始める。

　 携帯電話用グラフィック液晶コントロールＩＣで、初めて４８０×８６４画素フルワイドＶＧＡまでの異なる二つの高精細映像を、携帯電話の液晶画面と携帯電話に接続した外部モニターの液晶画面に同時に映し出して制御することができる。

　 表示用メモリー容量を従来の１.７メガビットから１６メガビットに増やした。処理速度も向上させ、フルワイドＶＧＡまでの異なる二つの映像をそれぞれ別の画面に映し出せるようにした。ＮＴＳＣ/ＰＡＬエンコーダＩＣインターフェイスを介し、外部モニターに出力することができる。最大表示色数２４ビット。

　 赤外線通信ＩｒＳｉｍｐｌｅやＳＤカードのインターフェイスを搭載。携帯電話の液晶画面の大画面化に貢献する拡張性の高いグラフィック液晶コントロールを実現した。

　 パッケージは８×８ミリのＷＦＢＧＡ２０５−０８０８。