080701_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月1日 |
080701_02 |
アナログデバイセズ |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
医用システム向け16ビット10MSPSという高速・高精度のSAR型A/Dコンバータ・ファミリー「AD7626」
米アナログデバイセズ社(ADI)は6月30日(現地時間)、同社のPulSAR高精度16ビットSAR・A/Dコンバータ・ファミリーを拡張、16ビットで10MSPS(百万サンプル/秒)という高速、高精度の逐次比較型レジスタ(SAR)A/Dコンバータ(ADC)の「AD7626」を発表した。最新の医用システムにおけるデータの確実性を確保しながら、より高速な情報処理のニーズに対応したもの。
クラス最高レベルの15ビットENOB(有効ビット数)とほかのSAR・A/Dコンバータに比べ2.5倍の高速な10MSPSスループットという画期的な16ビット・データ・キャプチャ性能を実現する。
競合製品より70%も小さい、コンパクトな5×5ミリメートルのQFNパッケージで提供し、消費電力も130mWと低い。
同時に、6MSPSで動作する16ビットのPulSAR・A/Dコンバータ「AD7625」も発表、同社のPulSAR製品群を強化している。両製品とも量産出荷を開始している。
ADIは、今年5月1日付で、日本を含む世界各地域にヘルスケア専門のマーケティング/フィールド・アプリケーション・チームを発足させ、顧客対応窓口の一本化を図るなど体制を強化している。
先週、日本でのADIのヘルスケア事業に関する説明会でヘルスケア・セグメントディレクターのパット・オドハティ氏は次のように強い意欲を語った。
「ADIの医用ICの売上高は03年以降、高い伸び率を示している。携帯型超音波診断装置、患者監視型機器向けソリューション、コンスーマ医用機器向けに展開、データ・コンバータ、アンプ、RF、パワーマネジメント、DSPなどの高い技術・高品質や信頼性が医用機器に最適と自信を持っている。ヘルスケア分野における現在のシェア15%を5年以内に20―25%に引き上げたい」。 |