電波プロダクトニュース



080627_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月27日080627_04 富士通マイクロエレクトロニクス 半導体集積回路 メモリー デジタル情報家電用

SiPに最適な低消費電力の256メガビットFCRAM「MB81EDS256545」


 富士通マイクロエレクトロニクスは、デジタル家電向け低消費電力メモリーとして、システムインパッケージ(SiP)に最適な容量の256メガビットコンシューマFCRAM「MB81EDS256545」を開発、26日からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は1000円(税別)。販売目標は月100万個となっている。

 DDR2 SDRAMなどの高速メモリーでは、信号を安定させるために終端抵抗が必要で、多くの電力を消費する。

 新製品は、バス幅を64ビットに広げて動作周波数を低くすることで、終端抵抗を不要にし、同等性能のバス幅16ビットのDDR2 SDRAM 2個分と比較した場合、消費電力を最大で1W(約70%)削減する。

 また、バス幅64ビット、最大216メガヘルツ動作により、汎用DDR2 SDRAMの2倍となる最大毎秒3.46ギガバイトのデータ転送レートを実現している。このため、デジタルテレビなど大容量の映像データを高速処理する用途に適している。

 この製品は、ロジックLSIとの1パッケージ化が可能なSiP向けのメモリーで、実装面積の省スペース化に貢献するほか、基板材料や部品コストを削減できる。

 ウエハー形態での供給のほか、ウエハーレベルパッケージ(WLP)での提供も可能としている。


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