EPON向け広いデータ帯域幅を提供する低消費電力のSerDes(シリアライザ/デシリアライザ）「TLK2541」

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、光データ伝送システムで、Ｆａｓｔ　Ｒｅ−Ｌｏｃｋ　Ｔｉｍｅ、そして毎秒１−同２.６ギガビットと広いデータ帯域幅を提供する低消費電力のＳｅｒＤｅｓ（シリアライザ/デシリアライザ）「ＴＬＫ２５４１」を発表した。現在、出荷中で、価格は１２.５０ドル（１００個受注時の参考価格）となっている。

　 新製品は、送信および受信チャンネルを独立させることによって、毎秒１.２５ギガビット、同２.５ギガビットの伝送速度を、送信側と受信側それぞれ自由に設定することを可能にしている。

　 この機能は、ＥＰＯＮ（イーサネットパッシブ・オプティカル・ネットワーク）構築で、既存のシステムからのアップグレードを容易にする。

　 受信チャンネルに５０Ωの終端抵抗を内蔵しており、マイナス４０度−プラス８５度Ｃの工業用温度範囲で動作する。また、２.５Ｖ電源動作で６２５ｍＷ以下の低消費電力となっている。

　 パッケージは、８０ピンＴＱＦＰで供給される。