080624_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月24日 |
080624_01 |
ルネサス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
デジタル情報家電用 |
画像処理アプリケーション向けマトリックス型超並列プロセッサのMXコア搭載のシステムLSI「MX-G」
ルネサス テクノロジは、マトリックス型超並列プロセッサのMXコアを搭載したシステムLSI「MX―G」を製品化、8月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は5000円。量産は、09年1月から月1万個で開始する。
MXコアは、同社独自のアーキテクチャによるメモリー技術をベースにしたマトリックス型プログラマブルプロセッサで、2ビットの演算器とデータレジスタ用のSRAMの対を基本構成とし、これをマトリックス構造に密結合した演算器群の並列プロセッサだ。演算処理を並列実行することにより、画像など大容量マルチメディアデータの高速な処理を実現する。
新製品は、MXコアを搭載した第1弾で、画像処理アプリケーション用途に最適な製品としている。搭載しているMXコアは、1024個の演算器と1メガビットのSRAMで構成され、最大168メガヘルツ動作で17GOPSの高速処理を実現する。
また、外部メモリーを接続できるインターフェイスを備えており、最大128メガバイトのDDR2―SDRAMの接続が可能だ。さらに大容量データの読み出し、格納を高速に行うため、DMA転送ができる64ビット専用内部バスを備えている。
これにより、処理性能はXGA(1024×768画素)の画像について、3×3画素のメディアンフィルタ処理を、CPUによる処理に対して約100分の1の処理時間で実現できることを確認している。
同社のメモリープロセス技術により、回路の小面積化およびMXコア部の消費電力は、168メガヘルツ動作時で170mWと低消費電力化を実現しており、高い画像処理性能で、低消費電力のシステムLSIが実現できる。
パッケージは、561ピンBGAで供給される。 |