080617_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月17日 |
080617_04 |
富士通マイクロエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
65ナノメートル世代CMOSプロセス採用のベースバンドLSIとMIMOに対応したRFLSIを使用したモバイルWiMAX向け低消費電力チップセット
富士通マイクロエレクトロニクスは、モバイル端末に搭載するモバイルWiMAX小型モジュールに最適化したベースバンドLSI「MB86K22」、RFLSI「MB86K52」、電源LSI「MB39C316」を開発、チップセットとして8月から全世界に向けサンプル出荷を開始する。チップセットのサンプル価格は8000円(税別)。
ベースバンドLSIは、65ナノメートル世代CMOSプロセス技術の採用により、動作時の消費電力を同社従来品に比べ36%削減している。また、使用していない回路ブロック電力を遮断するパワーゲーティング技術を導入しているため、WiMAXモジュール全体でのスタンバイ電流を0.5mAまでに抑えることができ、長時間駆動が可能となる。
RFLSIは、同社従来製品の2.5ギガヘルツに加え、欧州向けの3.5ギガヘルツ、カナダや東南アジアをはじめとする各国で使用される2.3ギガヘルツといった、WiMAXフォーラムで定められたほぼすべての周波数帯をカバーしているため、グローバル使用する端末の開発が容易となる。
このLSIは、MIMO技術にも対応。RFLSIとしては先端の90ナノメートルプロセス技術を採用し、低消費電力を実現している。
電源LSIは、リチウム電池1セルだけでWiMAXモジュールの電圧制御ができ、7チャンネル分の出力を3.1ミリメートル角の小型パッケージへ収納できるほか、最小の外付け部品で性能を発揮するため、小型化に貢献する。
このチップセットを使用すると、そのほかの部品を加えたWiMAXモジュールが12ミリメートル角サイズで実現できるとしている。 |