実装面積や実装コストの削減、地球環境保護にも貢献する、2素子コンデンサアレイ0906サイズで最大容量となる1.0μＦ品　世界初

　村田製作所は、２素子コンデンサアレイ０.９×０.６ミリサイズ（０９０６サイズ）で最大容量となる１.０μＦ品を世界で初めて商品化したと１１日、発表した。サンプル価格は７円/個（１千個発注の場合）。７月から月産１千万個で量産を開始する。

　 新製品「ＧＮＭシリーズ」は、最先端の誘電体材料技術を活用し、０.６×０.３ミリ（０６０３サイズ）の単品の積層コンデンサでは得られない静電容量１.０μＦを実現した。

　 ２素子コンデンサアレイは複数の積層コンデンサを実装する場合と比べ、実装面積や実装コストの削減に貢献できる。

　 従来の０６０３サイズの単品を実装する場合に比べ、実装機と作業者のコストは数千万円単位で削減が可能。

　 １リールに単品チップの２−４倍を収容できるため、テーピング材料消費を２分の１から４分の１に抑えられ、ゴミ排出量も削減できる。輸送効率は２−４倍となり、輸送トラックのガソリン消費や二酸化炭素排出量を削減できるほか、部品保管スペースも２分の１から４分の１に減らせて倉庫建物を小さくできるなど、地球環境保護にも貢献する。