多様な設定オプションを備えた分解能16ビットの1GSPS D/Aコンバータ「DAC568x」ファミリー

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は、分解能１６ビット１ＧＳＰＳ　Ｄ／Ａコンバータ「ＤＡＣ５６８ｘ」ファミリーを発表した。

　現在、出荷中で、価格は３１.９５ドル（1000個受注時の単価）となっている。

　このＤ／Ａコンバータは、１チャンネルのＤＡＣ５６８１とＤＡＣ５６８１Ｚおよび２チャンネルのＤＡＣ５６８２Ｚがラインアップされている。これらは毎秒１ギガビットのＬＶＤＳデータ入力ポートを備え、最大４００メガヘルツの信号帯域幅を出力することが可能だ。

　また、多様な設定オプションにより、ダイレクト・アップコンバージョンやリアルまたは複素信号でのＩＦ出力など、ＷＣＤＭＡ、ＴＤ―ＳＣＤＭＡ、ＷｉＭＡＸ、ＬＴＥなどの様々な無線通信方式や広帯域ＩＦ送信機、レーダー、試験・計測機器などで使用することができる。

　ＷＣＤＭＡのＡＣＰＲ（隣接チャンネル漏えい電力比）性能は、出力周波数が１６０メガヘルツのとき、シングル・キャリアで７３ｄＢｃ、４キャリアでは６７ｄＢｃとなる。６４ピンＱＦＮパッケージで供給される。