080527_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月27日 |
080527_03 |
サムスン電子 |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
一般産業用 |
世界最速2.5インチ容量256ギガバイトの多値セル(MLC)ベースのソリッドステートドライブ(SSD)
【台北支局】韓国のサムスン電子は26日、台湾のウェスティン台北ホテルで毎年恒例の「モバイル・ソリューション・フォーラム」を開催した。今年で5回目となる同フォーラムのテーマは「コンテンツ融合とライブ・コネクション」。モバイル関連の最新動向や将来のモバイル技術に焦点を当てたこのイベントには、台湾の携帯電話やPDA関連のパートナー企業、ODM企業を含む約1千社・団体が参加した。
サムスンは今回、世界最速、2.5インチ、容量256ギガバイトの多値セル(MLC)ベースのSSD(ソリッドステートドライブ)や、シングルチップ・モバイルテレビ用システムオンチップ(SoC)、低消費電力の800メガヘルツ・モバイルアプリケーション・プロセッサなどを披露した。
これら技術はすべて小型の外形、大容量、低消費電力、マルチメディア・データの高速読み取り・書き込み能力など、モバイル分野で最も必要とされる要件を満たすよう設計された。
PC主導型の汎用メモリーチップ事業から、高成長モバイル・アプリケーション主導型ビジネスへの移行を図ってきたサムスン電子の取り組みの成果を示すものである。
例えば、2.5インチの256ギガバイトSSD。SATAUインターフェイスの同SSDは9.5ミリと業界最薄の製品で、連続読み込み速度毎秒200メガバイト、連続書き込み速度毎秒160メガバイト。従来のHDD(ハードディスクドライブ)に比べ約2.4倍の高速処理能力とともに、平均故障間隔(MTBF)100万時間というシングルレベルセル(SLC)SSD並みの高信頼性を提供する。
消費電力はアクティブモードでわずか0.9W。さらに洗練されたデータ暗号化技術を採用し、データを不正接続から保護する。
この技術開発により、ノートPCへのSSD採用が加速されるとサムスンは期待しており、今年9月にはサンプル出荷を開始する。年末までには量産に着手する。さらに08年第4四半期には1.8インチの256ギガバイトSSDの提供も開始の予定だ。
米調査会社アイサプライは、世界のSSD市場は08年から12年まで、年平均124%で成長すると予想している。 |