携帯電話向けA-GPSとBluetooth2.1とFMの送受信機能を組み合わせ基板面積を最大40%まで縮小でき消費電力を最大50%削減できる超低消費電力性能を実現した業界初のシングルチップ・ソリューション「NaviLink6.0」

　テキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）は、Ａ―ＧＰＳ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ２.１とＦＭの送受信機能を組み合わせ、超低消費電力性能を実現した業界初のシングルチップ・ソリューション「ＮａｖｉＬｉｎｋ６.０」を発表した。このシングルチップを搭載した携帯電話端末は、０９年下半期までに市場投入が見込まれている。

　新製品は、同社の高集積シングルチップＧＰＳデバイスの第３世代に位置付けられるもの。

　ＢｌｕｅＬｉｎｋ７.０　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈデバイス、ＷｉＬｉｎｋ６.０モバイルＷｉＦｉデバイスに組み込まれているＢｌｕｅｔｏｏｔｈおよびＦＭコアを活用してシングルチップ化している。

　このため、基板面積を最大４０％まで縮小でき、端末サイズの最小化を実現するとともに、電力消費量を最大で５０％削減する。

　このシングルチップは、同社の６５ナノメートルＤＲＰシングルチップ技術で構築されており、ＧＰＳ機能を備えた小型で高性能な手頃な価格の携帯電話端末を作ることができる。

　また、３Ｄマッピング、位置情報のサービス、安全サービスなど人気の高いＧＰＳベースのアプリケーションへの活用も可能だ。