マルチメディア携帯機器のカメラ用LEDフラッシュ向け可変過電圧保護回路により直列構成でも２灯までの大電流LED駆動を可能にする業界初の大電流LEDドライバー「LM3553」

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンは、マルチメディア携帯機器のカメラ用ＬＥＤフラッシュ向けとして、２灯までのＬＥＤ駆動を可能にする業界初の大電流ＬＥＤドライバー「ＬＭ３５５３」を発売した。価格は１.２０ドル（１千個購入時の単価）。

　 新製品は、高いエネルギー効率を実現するＰｏｗｅｒＷｉｓｅブランドの製品で、単セルのリチウム・イオン・バッテリから固定ＰＷＭ周波数の昇圧コンバータを用いて、２本の定電流ポートで最大１.２ＡのＬＥＤを駆動する。可変過電圧保護回路により、直列構成でも２灯の大電流ＬＥＤの駆動が可能で、対電力ライティング性能比を最大限に高めることができる。

　 このドライバーは静止画像の場合は高出力フラッシュ・モードで、ビデオ録画の場合は低出力のトーチ・モードでＬＥＤを駆動する。

　 また、用途に最も適したデバイス構成を実現するため、フラッシュ電流レベルに関しては１２８段階、フラッシュ・タイマーの点灯時間は１６段階の設定が可能だ。エラー状態が発生した際に、フラッシュＬＥＤを保護するタイムアウト保護機能を内蔵している。