各種のデジタルとアナログのホームエンターテインメント・ソースからの音声を高音質で再生する薄型HDTV向けコスト効率に優れたフル・プログラマブルのオーディオ・プロセッサ

　米アナログデバイセズ社（ＡＤＩ）の日本法人（ＡＤＫＫ、馬渡修社長）は、“Ａｄｖａｎｔｉｖ”製品のラインアップ充実の一環として、各種のデジタルとアナログのホームエンターテインメント・ソースからの音声を高音質で再生する薄型ＨＤＴＶ向けに「ＡＤＡＶ４６０１」と「ＡＤＡＶ４６２２」の量産出荷を開始した。

　 アドバンティブは、０７年９月に発表されたアドバンストＴＶ（ＡＴＶ）とその周辺機器（ＤＳＣ、ビデオレコーダなど）向けデバイスの新ブランドで、「ＡＤＩは、日本市場の戦略製品群として、ビジネス拡大に大きな期待をかけている」（馬渡社長）という。

　 新製品は、コスト効率の良いフル・プログラマブルのオーディオ・プロセッサで、薄型ＨＤＴＶ設計者が必要なオーディオ処理機能の迅速な開発に貢献する。

　 システム設計者は、ＡＤＡＶ４６ｘｘベースのオーディオ・プロセッサを使用することで、フル・プログラミング可能なオーディオシステムを構築でき、ハードウエアとしてのシステムの再設計が不要だ。これにより、ハイエンドからローエンドまで幅広いＴＶの設計に対応、市場投入までの期間も大幅に短縮できる。