080305_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月5日 |
080305_02 |
NECエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
自動車機器用 |
車載LAN規格として普及が予想される「FlexRay」に対応しブレーキなどシャーシ制御向けに開発された通信コントローラ内蔵32ビットマイコン「V850E/PHO3」とトランシーバLSI「μPD72751」
NECエレクトロニクスは、車載LAN規格として普及が予想される「FlexRay」対応製品を拡充し、車載マイコン事業で2015年度(16年3月期)に07年度比2倍(年平均伸長率10%)の2千億円を計画する。4日には、事業強化の一環として通信コントローラ内蔵32ビットマイコン「V850E/PHO3」とトランシーバLSI「μPD72751」のサンプル出荷開始を発表した。
V850E/PHO3は、電動パワーステアリング、ブレーキ、サスペンションなどのシャーシ制御向けに開発されたもの。4日から生産開始、12年度には月産20万個体制を計画している。
μPD72751は「FlexRayコンソーシアムEPL」に準拠し、日本の自動車用ソフトウエア標準化団体「JasPar」活動内容も反映、特に車載用途のノイズ環境に配慮している。12年度には、同じく月産40万個を計画する。
同社売上高の中で現在、車載事業はマイコンを中心としてディスクリート、化合物デバイスを加え約17%を占め、世界シェア約9%。検証や開発ツールのパートナー企業と電装市場に対するトータルソリューションで提案・技術サポート体制も増強していく。
4日発表の新製品に続き、09年には90ナノメートルフラッシュメモリーを搭載した次世代製品のサンプル出荷開始を予定している。15年度には、FlexRay用90ナノメートルマイコン製品で500億円を目指す。
「今回の新製品は、車の制御系ネットワークをサポートするもので、当社が本格的にFlexRay市場分野に参入する意思を示したもの。さらに市場ニーズに合わせ、ラインアップを拡充していきたい」(自動車システム事業部・金子博昭事業部長)。
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