携帯電話やDSCなどの小型端末向け世界最小クラスながらカード排出量は世界最長クラスの4.0ミリを実現しているマイクロSD/トランスフラッシュカード用コネクタ「DM3シリーズ」

　ヒロセ電機はこのほど、携帯電話やＤＳＣなどの小型端末向けに、世界最小クラスのマイクロＳＤ／トランスフラッシュカード用コネクタ「ＤＭ３シリーズ」を開発、販売開始した。特に、実装時の製品高さ寸法の低背化を図っている。

　カードの逆挿入防止構造は、独自の構造により挿入口でカードの誤挿入を認識しやすいユーザーフレンドリな構造で、不慮の操作での破損を防止する（特許出願中）。金属カバーの４端が基板に接地する構造のため、グランド性能、シールド効果が向上している。小型・薄型ながら、十分な耐荷重構造を実現した。カード検出スイッチ付き（ノーマリーオープン）。ＲｏＨＳ指令対応。

　「ＤＭ３ＡＴ」「ＤＭ３Ｂ」（プッシュ―プッシュタイプ）は、独自の構造によりカード飛び出しを防止。カードプッシュ―プッシュイジェクト方式に独自のトレイ・スライド・イジェクター構造を採用することで、不慮の操作でのカードの飛び出しによる事故や脱落によるカードの紛失を防止する（特許出願中）。

　最小クラスの寸法ながら、カード排出量は世界最長クラス４.０ミリメートルを実現している。アウターリードのため、検査、リワークが容易だ。

　「ＤＭ３Ｃ」（ヒンジタイプ）は、カバーにカードを挿入する方式の採用で、ヒンジタイプながら優れた操作性を実現した。良好なクリック感により半嵌合を防止する。

　セルフクリーニング効果による高接触信頼性。リワーク可能なインナーリード方式を採用した。「ＤＭ３Ｄ」（プッシュ―プルタイプ）は、仮保持構造により、カードの脱落防止とともに良好な挿抜感を実現した。インナーリード方式。