080220_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月20日 |
080220_04 |
OKI |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
同社のGaAs(ガリウム・ヒ素)PHEMTを用い世界最小クラスの消費電力0.9W(振幅6.4Vpp時)を実現した毎秒10ギガビット光通信用MZ変調器ドライバーIC「KGL4186KD」
OKI(沖電気工業)は、毎秒10ギガビット光通信用のMZ変調器ドライバーIC「KGL4186KD」=写真=を開発、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は1万2000円(税別)。
新製品は、MZ変調器ドライバーICとしては世界最小クラスの消費電力0.9W(振幅6.4Vpp時)を実現している。差動出力振幅は、3V(片相1.5Vpp)から6.4V(片相3.2Vpp)以上まで可変できる。
また、市場で高く評価されている同社のGaAs(ガリウム・ヒ素)PHEMTを用い、高品質な波形特性を提供するとともに、大きな電力を消費する出力回路の設計最適化により、業界最小クラスの低消費電力を実現している。さらに、小型のセラミックパッケージの採用で、4ミリメートル角と小型化している。
このICを用いることにより、LiNbO 3(リチウムナイオベート)またはInP(インジウム・リン)を用いた両相駆動型MZ変調器や、単相の低駆動電圧型MZ変調器を用いる毎秒10ギガビットトランシーバで、高品質な光波形と小型・低消費電力化が可能となる。
同社では08年以降、このICを含むMZドライバーICのシリーズで年間10億円の売上げを計画している。
この製品は、24日から28日まで米国カリフォルニア州サンディエゴで開催されるOFC/NFOEC2008の展示会場に出展される。
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