センサーネットワークや小売店向け電子棚札などを想定したスター型無線ネットワークを構築できる低消費電流タイプでCR2477・寿命5年間の無線ネットワークモジュール

　ミツミ電機はこのほど、低消費電流タイプ（スリープ時４マイクロＡ）でＣＲ２４７７（公称容量１０００ｍＡｈ）、寿命５年間の無線ネットワークモジュール「ＷＭＬ―Ｃ４１」を開発した。０９年１０月からの量産開始を予定する。

　サンプル価格は3000円。生産計画は、ミツミフィリピンで来年１０月から月産１０万個、１０年７月には同５０万個を計画する。

　新製品は、アプリケーションとしてセンサーネットワークやアセットトラッキング、小売店向け電子棚札などを想定したスター型無線通信ネットワークを構築できる無線モジュール。

　アプリケーションに特化したファームウエアを組み込み、ＲＯＭ／ＲＡＭサイズを最小限に抑え、コスト削減を実現している。同時に、ＭＡＣレイヤーの工夫と独自の通信プロトコルを使用し、消費電力を抑えている。

　内蔵のＲＦシステム・オン・チップＩＣを内製することにより、小型で低価格の無線モジュールを実現した。

　特徴は▽許可不要な周波数帯域を使用（２.４０４―２.４８４ギガヘルツ）▽低消費電力（スリープ時１２マイクロＷ、送受信ピーク６０ｍＷ）▽２６万個以上のデバイスをサポート▽ネットワークがデバイスを自動認識（Ｐｌａｃｅ＆Ｐｌａｙ）できる機能をサポート▽独自のプロトコルを組み込むことにより、ネットワークの通信障害を軽減可能。

　１時間に１万４４００個のデバイスと通信可能。汎用入出力ポート。電池寿命は５年となっている。