デジタル携帯電話の欧州統一規格GSM11.11に準拠して実装高さは業界最低背クラスの1.75ミリを実現し独自のトレイ式イジェクト構造で操作性に優れた「6P（極）SIMカード用コネクタ」

　ＳＭＫは６日、独自のトレイ式イジェクト構造で操作性に優れた「６Ｐ（極）ＳＩＭカード用コネクタ（トレイタイプ）」を開発、販売開始したと発表した。

　 新製品は、カードの挿抜に同社独自のトレイ式イジェクト構造を採用することで、カードイジェクト量９.５ミリメートルを確保した。プッシュ/プッシュタイプと比較し、簡単かつ小型構造でありながら、操作性に優れている。

　 トレイをコネクタ部に組み込んだ状態で、リフロー実装が可能だ。従来の実装後の組み込み作業を不要とし、セット側の組み立て工数削減に貢献する。

　 実装高さは業界最低背クラスの１.７５ミリメートルで、携帯電話の小型・薄型ニーズに対応する。ＵＳＩＭ（ＵＩＭ）カード用としても使用できる。

　 デジタル携帯電話の欧州統一規格ＧＳＭ１１.１１に準拠。ＳＭＴ対応で極数は６極。カードガイド用プレートは上面フルホールドタイプを採用し、高い接触信頼性を確保した。コンタクトとハウジングの一体成形による構造で、強度アップを図っている。吸着スペースを設けることで、自動実装に対応する。ＲｏＨＳ指令対応品。

　 サンプル価格は１００円。生産能力は月産５０万個となっている。

　 主な仕様は、定格電圧ＡＣ/ＤＣ３０Ｖ。接触抵抗３０ｍΩ以下。絶縁抵抗１０００ＭΩ以上。耐電圧ＡＣ５００Ｖ　１分間。使用温度範囲はマイナス２０度−プラス６５度Ｃ。挿抜寿命５千回。