080201_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月1日 |
080201_02 |
ルネサス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
自動車機器用 |
カーナビなど車載情報機器の高性能マルチメディアシステム向け同社のCPUコア「SH-4A」を2個搭載し最大1920MIPSの高処理性能を実現するデュアルコア・プロセッサ「SH7786」グループ
ルネサス テクノロジは、カーナビをはじめとする車載情報機器などの高性能マルチメディアシステム向けに、同社のCPUコア「SH−4A」を2個搭載し、最大1920MIPS(533メガヘルツ 動作時)の高処理性能を実現するデュアルコア・プロセッサ「SH7786グループ」を開発した。
第1弾製品として、90ナノメートルプロセス品を特定顧客向けにサンプル出荷中で、現在、65ナノメートルプロセス品の開発を進めている。65ナノメートルプロセス品は、10月にサンプル出荷を予定している。
SH7786グループのCPUコアは、32ビットRISCマイコンSuperHファミリーの最上位CPUコアで、カーナビに実績のあるSH−4Aに、新規にマルチコア対応用のコアアーキテクチャを採用したもの。SMP(対称型マルチプロセッシング)およびAMP(非対称型マルチプロセッシング)に対応し、一つの処理を二つのコアで効率良く並列処理できる。
このため、次世代のカーナビなどで要求される多彩なグラフィックス表示や高品質のオーディオ再生、画像認識などを実現するための高速で複雑な情報処理が、消費電力の低減とともに実現可能となる。
同社では今後、今回の技術をベースに、4個のCPUコアを搭載した製品や画像処理機能などのカーナビに必要な機能をほとんどすべて搭載した、カーナビ用SoCのデュアルコア版などを製品化する予定だ。
|