080130_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月30日 |
080130_01 |
アナログ・デバイセズ |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
デジタル情報家電用 |
次世代テレビ向け製品群「Advantiv」としてNTSC/PALの両アナログテレビ方式に対応する12ビット分解能の3Dコムフィルター搭載高性能ビデオデコーダ「ADV7802」
米アナログ・デバイセズ社(ADI、日本法人=東京都港区、馬渡修社長)は、次世代テレビ向け製品群「Advantiv」(アドバンティブ)として、NTSC/PALの両アナログテレビ方式に対応する12ビット分解能の3Dコムフィルター搭載高性能ビデオデコーダ「ADV7802」を発売した。価格は大量受注時で12ドル以下となる。
「ADV7802」は、従来のアナログビデオ信号用インターフェイスとしては最上位の製品。1080p対応のフルHDテレビやAVアンプ、DVDレコーダのほか、業務用映像機器などに対応する高画質を実現する。
特徴の一つである3Dコムフィルターは、画像フレーム間の比較処理で行う輝度信号と色信号の分離を、近接の信号とも比較処理することなどで精度を高め、分離が不十分な場合に生じるノイズを抑えた。
ジッタを抑える「時間ベース補正」(TBC)を搭載している。ノイズの多いテレビ受信波や非標準信号のVCR信号でも、SD規格のデコーディングソリューションを提供。HDMIへの出力時に、ジッタ補正用のスケーラなど外付け部品が不要になる。
HDMIへの出力への対応としては、480i入力を480pとして出力する「ラインダブリング」機能も搭載し、HDMI出力対応時のコスト削減に貢献する。
また、コスト面などを考慮し、メモリー(DRAM)は外付けで対応。SDR DRAM、DDR DRAMをサポートしている。
パッケージは、176ピンTQFPを採用した。分解能10ビットの「同7800」も、同パッケージで発売している。価格は大量受注時10ドル以下。
同社は07年から、HD対応などのアドバンスドテレビ向け製品ブランドとして「Advantiv」を立ち上げ、提案に力を注いでいる。ADV7802のほか、ビデオアンプ、HDMIトランスミッタ、オーディオ信号プロセッサ、オーディオコーディックなど100製品以上をラインアップしている。
|