従来のx32ビット構成品の2倍の性能を実現し高バンド幅を必要とする画像処理系メモリーに最適なソリューションを提供するx64ワイドI/Oの256メガビットモバイルRAM「ECK2664JACN」

　エルピーダメモリ（坂本幸雄社長兼ＣＥＯ）は、×６４ビットワイドＩ／Ｏの２５６メガビットモバイルＲＡＭ「ＥＣＫ２６６４ＪＡＣＮ」を商品化、サンプル出荷を開始した。量産出荷は、０８年第２四半期の予定。

　新製品は、高バンド幅を必要とする画像処理系のメモリーに最適なソリューションを提供するもので、従来の×３２ビット構成品に比べ２倍の性能を実現した。同時に超低電圧１.２ＶＩ／Ｏ（ＶＤＤＱ）を実現し、携帯電話やモバイル機器に最適な高性能、低消費電力を両立する。

　新製品は、クロック周波数１６６メガヘルツの２５６メガビットＤＤＲモバイルＲＡＭメモリー単体で２.６ギガバイト／秒の超高速データ転送が可能だ。他のデバイスとのＭＣＰ／ＳＩＰ化を考慮し、スタックしやすいようデバイス周辺にパッドを配置している。

　ＰＡＳＲ（パーシャル・アレイ・セルフ・リフレッシュ）、ＡＴＣＳＲ（自動温度補償セルフ・リフレッシュ）、ＤＰＤ（ディープ・パワー・ダウン）など、標準化されているモバイルＲＡＭ特有のローパワー機能を搭載し、バッテリ駆動時間の延長に貢献する。