080111_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月11日 |
080111_02 |
ビクトレックス |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
スプリットシールリングなど組立工程で大きな歪が生じるため成形材料に延性が要求される部品向け従来品より良好な機械的特性や加工性を持つ新たな炭素繊維強化コンパウンド
英国の高機能性材料メーカー、ビクトレックス社(ランカシャー州、デビット・ハメル社長)は、従来の炭素繊維強化されたVICTREX PEEK高強度グレードと比較し、機械的特性や耐疲労性を大幅に向上させ、良好な加工性を併せ持つ新たな炭素繊維強化コンパウンド「VICTREX HMFグレード」を発表した。
日本法人のビクトレックスジャパン(東京都港区、リチャード・オカップニャック社長)は、今月から同HMFグレードの日本市場向け販売を開始する。新製品のVICTREX HMFグレードは、同社の高流動性グレードであるVICTREX PEEK90製品に20%と40%の炭素繊維を配合し、特殊コンパウンド技術を用いて開発した製品。炭素繊維量により、「VICTREX PEEK 90HMF20(20%配合)」と「VICTREX PEEK 90HMF40(40%配合)」の2種がある。
90HMFは、従来の炭素繊維強化された高流動コンパウンドと同等の加工性を維持しながら、繰り返し疲労特性を10倍超に向上させている。90HMF20は、従来の30%炭素繊維強化グレードに比べ、溶融流動性および靭性が向上。90HMF40は、従来の30%炭素繊維強化グレードに比べて、強度、剛性および靭性を約50%向上させた。
用途は、スプリットシールリングやベアリングシェルなど、組み立て工程で大きな歪みが生じるため、成形材料に延性が要求される部品向けに最適だ。 |