071227_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月27日 |
071227_01 |
インフィニオン |
半導体素子 |
半導体センサー |
自動車機器用 |
自動車のステアリング角度計測向けわずかな磁界を加えるだけで電気抵抗が大きく変化する巨大磁気抵抗効果(GMR)技術を組み込んだセンサーチップ「TLE5010」
独インフィニオンテクノロジーズは、わずかな磁界を加えるだけで電気抵抗が大きく変化する「巨大磁気抵抗効果(GMR)」技術を組み込んだセンサーチップの新製品「TLE5010」を発表した。
GMRは、1988年に仏パリ南大学のアルベール・フェール教授と独ユーリヒ固体物理研究所のペーター・グリュンベルク教授が、それぞれ独立して発見した技術。これにより、HDDの記憶容量の飛躍的な増加を実現するとともに、その後のエレクトロニクス分野の発展に大きく貢献したとして、両博士は07年ノーベル物理学賞と、07年日本国際賞を受賞している。
インフィニオンは、このGMRを自動車のステアリング角度計測に活用し、世界で初めて、同技術を組み込んだセンサーの量産に着手した。
この新センサー「TLE5010」には、2つのGMRフルブリッジをはじめ温度センサー、ADコンバータ2個、電圧レギュレータ、追加フィルターなどが統合され、これらコンポーネンツの稼働を継続監視する機能も組み込まれている。
センサーは、非常に高い精度で0−360度まで計測できる。正弦関数と余弦関数、2つのデジタル角度計を提供。SPIインターフェイスでセンサーは8ビット マイクロコントローラ(MCU)と接続し、これら2つのデジタル角度コンポーネンツを使って、角度信号を正確に計算する。適応温度範囲はマイナス40度Cからプラス150度C。
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