071213_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月13日 |
071213_02 |
デュポン |
電子材料 |
電子材料 |
デジタル情報家電用 |
主にプリンタ用途向けガラス強化PET樹脂「ライナイト」の環境対応強化製品としてのハロゲンフリー難燃グレード「RE19041]
デュポン(東京都千代田区、天羽稔社長)は、ガラス強化PET樹脂「ライナイト」のハロゲンフリー難燃グレード「RE19041」を開発し、今月から日本および全世界を対象に販売を開始する。
「ライナイトRE19041」は、電気・電子部品業界が進めている環境対応強化に対応するため、同社独自技術に基づき日本で開発された。プリンタ用途での採用を見込んでおり、同分野におけるハロゲンフリーPET樹脂のシェア50%を数年で達成することを目標としている。
従来の臭素系難燃剤とアンチモン化合物による難燃システムに代え、高耐熱型の新規難燃剤を使用することにより、ハロゲン化合物の添加なしに難燃化を達成。また、独自の配合技術を組み合わせることにより、機械的物性の向上および後加工性を向上させた。
ガラス・ミネラル40%強化グレードで、低そり性、機械的特性、電気特性などの面でバランスの取れた性能を備えている。中国・上海工場で生産を行い、日本およびアジアのユーザーを中心にグローバルでサンプル提供、販売を行う。
電気・電子部品業界では、欧米市場向けに環境対応を加速しており、自主規格によりハロゲンフリー難燃エンプラの需要拡大が見込まれている。こうした市場のニーズをいち早くとらえ、同社は開発に着手した。
これまでにもハロゲンフリー難燃樹脂として「ザイテル」66ナイロン樹脂(2グレード)、「ゼナイト」液晶ポリマー樹脂(全グレード)、「ザイテルHTNFR52G30NH」半芳香族系ナイロン樹脂を上市している。
特に「ザイテルHTNFR52G30NH」(ハロゲンフリー難燃、鉛フリーSMT対応グレード)は、携帯電話向けコネクタ用途でユーザーからの高い評価を得ており、需要が急拡大している。現在、同製品は米国・バージニア州リッチモンド工場で生産を行っているが、アジア太平洋地域における需要拡大に対応するため、新たにシンガポールに設備投資を行う。
新工場の稼働開始時期は09年を予定しており、需要動向を見極めながら立ち上げていく構えだ。
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