071211_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月11日 |
071211_03 |
アクテル |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
デジタル情報家電用 |
5マイクロWの低消費電力フラッシュベースで携帯ディスプレイ(液晶)コントロール用ソリューション向けFPGA「IGLOO」(イグル)ファミリー
米アクテル(ジョン・イーストCEO)は10日、5マイクロWの低消費電力フラッシュベースのFPGA“IGLOO”(イグル)ファミリーによる携帯ディスプレイ(液晶)のコントロール用ソリューションを発表した。
提供するソリューションは、新IGLOOビデオ・デモ基板、液晶パネル付きの液晶アダプタ基板、IGLOOビデオ・デモ・キット(IVDK)、ディスプレイ関連のリファレンス(評価)ブロック。
同社のIGLOOは1.2V対応で、他社品に比べ、携帯機器に使用した場合のスタティック電力消費200分の1、電池寿命が10倍以上となっている。
液晶コントローラとしては、イメージ・ダウンスケーリング、アルファ・ブレンディング、色変換およびデイタレース(順次走査変換)とフル機能をカバーしている。パネルは、2・7、4・3、7インチで、パネル解像度はWVGAからQVGAまで。
また、(1)スラッシュFreezeモード(2)低消費電力アクティブ・モード(3)スリープ・モード−−という三つのモード切り替えを用意し、柔軟なシステム実装オプションも特徴だ。
ビデオ・デモ基板は、共同開発したパートナーの米アトダイン社が供給する。
最初の60万システムゲートのデバイス「M1IGLOO600」は既に出荷しており、ほかの製品も08年に出荷を開始する予定。
今回の新ソリューション発表で来日したワールドワイド・セールス担当上級副社長のジェイ・レゲンハウゼン氏は、同社の基本的な事業戦略とともに、日本を含むアジア市場に対する強い期待を語った。
「アクテルのIGLOOは、これまでFPGAが活用されていなかったポータブル市場に対し、IP、ソフトウエア、開発システムも含め包括的に提供する。アジアはポータブルLCD機器の市場として今後、大きな成長が見込まれる」。
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