071026_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月26日 |
071026_05 |
松下電器/パナソニック四国エレクトロニクス |
半導体素子 |
光半導体 |
一般産業用 |
小型産業機器向け緑色のレーザー光を電気光変換効率が従来比2倍の高効率でしかも従来比2分の1と業界最小のワットクラス・シングルモード・グリーンレーザー光源
松下電器とパナソニック四国エレクトロニクスは25日、緑色のレーザー光を高効率に発生させる技術を開発、業界最高の電気光変換効率(従来比2倍)かつ業界最小(従来比2分の1)のワットクラス・シングルモード・グリーンレーザー光源を実現したと発表した。08年1月からサンプル出荷を開始する。
今回開発したグリーンレーザー光源は、光の波長を高効率で変換する独自開発のQPM―SHG素子と、レーザー発振効率の高い赤外半導体レーザーおよびファイバレーザーの組み合わせにより実現したもの。電気から光への変換効率が業界最高の7.3%という低消費電力を可能にした。
レーザーモジュールは15×15×1センチと業界最小。これに電源制御基板、電源、操作インターフェイスが加わる。緑色のレーザー光はシングルモード1.7Wで連続出力が可能。将来的には高出力の構成も提供していく予定。仕様決定時に波長が選択でき、空間への放出だけでなくファイバ出力も可能だ。
小型の産業用・医療用・バイオ用レーザーシステムのほか、色再現性に優れたディスプレイ用レーザーシステムなどの用途が期待される。
レーザー光を高効率に発生させるレーザー光源として、赤色や青色の波長では半導体レーザーが実用化されているが、緑色波長のレーザー発振は半導体レーザーでは困難とされていた。従来のグリーンレーザー光源としてアルゴンレーザー方式があるが、大型で消費電力が多大だった。DPSS方式はアルゴンレーザーに比べ小型化されたが、さらに小型かつ低消費電力のグリーンレーザー光源が求められていた。
|