071024_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月24日 |
071024_03 |
サムスン電子 |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
パソコン・OA機器・LAN用 |
LCD・HD(高精細)テレビと同じ16対9のアスペクト比を提供する16インチなどノートPC向けLCDパネル3モデル
【ソウル支局】韓国のサムスン電子はこのほど、ノートPC向けLCDパネルの新製品を3モデル発表した。
LCD・HD(高精細)テレビと同じ16対9のアスペクト比を提供する16インチ、18.4インチHD LCDパネルと、バックライトシステム(BLU)にアクティブマトリクス方式の白色LED(発光ダイオード)を使用した15.4インチパネル。24日から横浜市で開催される「FPDインターナショナル」で披露される。
アスペクト比16対9のLCDパネルは、彩度が16インチ製品で60%、18.4インチ製品で90%と、LCDテレビ並みの鮮やかな色合い。コントラスト比800対1、応答時間8ミリ秒、26万2144色表示が可能だ。
ノートPC用パネルのアスペクト比は、過去数年で当初の4対3から現在の16対10にシフトしてきた。だが、ウインドウズ新OS「ビスタ」や無線LANの普及により、高品質映像をノートPCでも楽しみたいというユーザーニーズの高まりを見越して、サムスンは新製品を開発した。
16インチの新ディスプレイは、アスペクト比16対10の15.4インチディスプレイに比べ114%高いスクリーン効率で、18.4インチのフルHD LCDパネルは一般的な17インチLCDパネルに比べ124%の高スクリーン効率で映像を再生する。サムスンではハイエンドのPC向けに、08年上半期に量産出荷を開始する予定だ。
もう一つの新製品である、白色LED・BLUを採用した15.4インチのLCDディスプレイは、クリアな画質と低消費電力が特徴。
LED採用のBLUは明るい部分はLEDを最大限照射し、暗い部分ではライトを消すなど部分的な駆動が可能なため、従来のCCFL(冷陰極管)を採用したBLUより消費電力は少ない。サムスンの新製品は、一般的なLED・BLUよりさらに40%少ない電力で動作が可能だ。コントラスト比は、通常のノートPCディスプレイの10倍の1万対1を提供する。解像度1440×900、輝度は300nits。08年下半期に量産を開始する。
|