X線画像の読影診断など医療用途向け対角54センチ（21.3型）TFT（薄膜トランジスタ）カラー液晶ディスプレイモジュール2機種

　ＮＥＣ液晶テクノロジーはこのほど、Ｘ線画像の読影診断など医療用途向けに、対角５４センチ（２１.３型）ＴＦＴ（薄膜トランジスタ）カラー液晶ディスプレイモジュール２機種を製品化し販売活動を開始した。新製品は、ＵＸＧＡ（１６００×１２００ピクセル）表示対応・輝度９５０カンデラ/平方メートルの「ＮＬ１６０１２０ＡＣ２７−２０」と、ＱＸＧＡ（２０４８×１５３６ピクセル）表示対応・輝度８００カンデラ/平方メートルの「ＮＬ２０４１５３ＡＣ２１−０９」。

　 価格は、同ＡＣ２７−２０が２６万２５００円、同ＡＣ２７−０９が３６万７５００円。出荷時期は１１月下旬。

　 ともに同社の高画質化ＵＡ−ＳＦＴ技術と新開発の直下型高出力バックライトシステムとを組み合わせ、解像度で業界最高輝度を達成したという。同ＡＣ２７−２０は８００対１、同ＡＣ２７−０９は７５０対１の高コントラスト比。視野角特性、画面内輝度均一性など医療分野の読影診断用途での最適化を実現した。

　 販売目標は、ともに年間２万台を見込んでいる。

　 両製品は、２４日からパシフィコ横浜で開催される「ＦＰＤインターナショナル２００７」に出展する。