32個のスピーカで構成され無指向性の理想的な発音体（呼吸球）に近い無指向性多面体スピーカHVEO412

　ホシデンはこのほど、東北大学電気通信研究所先端音情報システム研究分野（鈴木研究室）と共同で、無指向性多面体スピーカ「ＨＶＥ０４１２）」を開発した。

　同製品は３２個のスピーカで構成され、無指向性の理想的な発音体（呼吸球）に近く、自然な音場を再現する。

　使用するスピーカはシリコン製のソフトエッジタイプで、豊かな低音域再生を実現している。あらゆる方向へ均一に音を放射させることで、部屋中に直接波が届きやすい。また、その部屋の自然な音響特性を生かせるため、聴く場所を選ばず良好な音の広がりが体感できる。

　外形寸法は直径約１００ミリ。インピーダンスは４Ω。使用スピーカはφ１６ミリ。主な用途はホームシアター用スピーカ、会議システム用スピーカなど。同製品は、幕張メッセで６日まで開催の「ＣＥＴＡＥＣ　ＪＡＰＡＮ２００７」で展示・実演を行っている。