071003_07
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月3日 |
071003_07 |
NECエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
自動車機器用 |
低消費電力と高性能の両立を図ったARMコアマルチコア技術を導入したカーナビゲーション向けシステムLSI
NECエレクトロニクスは2日、カーナビゲーション向けシステムLSI市場への参入を発表し、2015年に同市場で売上高300億円をめざす。第一弾製品としてARMコアによるマルチコア技術を導入した「ナビエンジン」を開発し、サンプル出荷を開始した。
同社の金子博昭自動車システム事業部長は、カーナビ用LSI市場への参入について「カーナビは今後も進化を続け(自動車の)制御領域を取り込むことになる。車載用マイコンやパワーデバイス市場だけでなく、カーナビ市場も抑えない限り(自動車市場での同社の)将来性がなくなると思い判断した」と語った。
ナビエンジンは、低消費電力と高性能の両立を目的に、英ARM社のSMP(対称型マルチプロセッサ)型コアの「MP Core」を採用。
ARM11コアに相当する480MIPS性能のコアを4つ搭載し、最大1920MIPSの処理性能を実現した。
グラフィックス処理用コアにはイマジネーション社の「SGX535」を採用し、従来比約3倍の毎秒15メガポリゴンの描画性能も達成している。またシリアルATAにも対応している。サンプル価格は9000円。
量産開始時期は09年3月を予定。開発に協力したアルパインの矢澤猛副CTOは「当社としては、マルチコア性能を生かすアプリケーション開発をじっくり行い、2010年春モデルあたりから搭載したい」と話した。 |