071003_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月3日 |
071003_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
移動体通信機器用 |
表示される画像や、周りの環境に応じてバックライトの明るさを自動調光する白色LEDドライバー
ロームは、表示される画像、周りの環境に応じてバックライトの明るさを自動調光する液晶バックライト用白色LEDドライバーを開発した。携帯電話、PDA、ポータブルナビ、携帯ゲーム機、携帯オーディオなどに適している。今月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は500円/個。08年2月に月産50万個で量産を始める。前工程はローム浜松、後工程はローム福岡で行う。
新製品は、画像信号入力に応じた調光と周りの環境に合わせた調光の2つの自動調光機能を内蔵した。これにより外部からPWM制御による輝度調整を重畳可能で、動画表示と連動したバックライト明るさ制御を実現。照度センサーとの接続で液晶バックライトを周辺の明るさに応じて自動調光できる。従来の照度センサーだけのドライバーシステムで、暗い画像でもバックライトが全点灯していたのを画像に応じてリアルタイムに白色LEDの点灯を絞るため、電力消費を大幅に抑えられる。PWM動作時に昇圧電圧の変動を最小限に抑えるシステムを導入し、外付けコンデンサによる音鳴りを防止した。
白色LEDの点灯に欠かせないチャージポンプ回路の昇圧倍率の切り替えを、従来の×1、×1.5、×2の3段階に業界で初めて×1.33を加えた4段階にした。白色LEDの順方向電圧により近い電圧に昇圧することで白色LEDの電力ロスを抑え、低消費電力設計を可能にした。
自動調光時のバックライト電流を8ビット階調(256段階)で細かく自動調整し、ちらつきのない見やすい調光と低消費電力を両立。消費電力は調光機能を持たない従来の白色LEDドライバーの約31に抑えた。照度センサーIC「BH1600FVC」のゲイン制御を自動化し、ワイドレンジの照度測定が可能。 |