LED１灯でも均一な面発光を実現する携帯電話用液晶ディスプレイの表示用バックライト（導光板）

　日本電産コパルはこのほど、携帯電話用液晶ディスプレイの表示用バックライト（導光板）の新製品として、ＬＥＤ１灯でも均一な面発光を実現する「ＬＥＤ１灯式液晶表示バックライト」を開発した。

　携帯電話用液晶ディスプレイは、薄型化・軽量化と省エネルギー、ローコストへのニーズからＬＥＤ灯数を減らした製品があるが、その場合、バックライトの性能に求められる均一な面発光が損なわれるという問題が生じている。

　新製品では、ＬＥＤ灯数を減らしても均一面発光を損なうことのないバックライトを開発したもの。ＬＥＤの光線を導光板によって同社比約２０％広げることでＬＥＤ１灯でも均一な面発光を実現した。また、この技術では、従来の部材（シート）構成において輝度ロス率を高めることなく、ＬＥＤの配置位置と面発光領域までの距離を同社比で約５０％短くする（デッドエリアを約５０％狭める）ことも実現した。

　サイズは６０ミリ角まで。導光板厚みは０.４ミリメートル以上。デッドエリア長４ミリメートル（従来品は８ミリメートル）。ＲｏＨＳ指令対応。