1.1ギガヘルツのフルパワー帯域幅をもつ12ビット/170メガサンプル秒2品種と14ビット/155メガサンプル秒のADコンバータ

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンはこのほど、１.１ギガヘルツのフルパワー帯域幅を持つ１２ビット／１７０メガサンプル秒のＡＤコンバータ「ＡＤＣ１２Ｃ１７０」「ＡＤＣ１２Ｖ１７０」（ともに４９００円）２品種と１４ビット／１５５メガサンプル秒のＡＤコンバータ「ＡＤＣ１４Ｖ１５５」（８４００円）を発売した（価格は1000個購入時の単価）。

　ＡＤＣ１２Ｃ１７０は、パラレルＣＭＯＳ出力、ＡＤＣ１２Ｖ１７０はＤＤＲパラレルＬＶＤＳ出力となっており、入力周波数が２５０メガヘルツを超える場合に業界最高のＳＦＤＲ（スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ）を提供する。入力周波数２５０メガヘルツ時のＳＦＤＲはＡＤＣ１２Ｃ１７０が８４.１デシベル、ＡＤＣ１２Ｖ１７０が８３デシベルで、それぞれ競合製品を５.５、３.８デシベル上回る。いずれも４８ピンのＬＬＰパケージで供給される。

　ＡＤＣ１４Ｖ１５５は、ＤＤＲパラレルＬＶＤＳ出力となっており、フルパワー帯域幅が１・１ギガヘルツで、競合する１４ビットＡＤコンバータ相当製品を５７％上回る。入力周波数２３８メガヘルツのＳＦＤＲは８５デシベル、ＳＮ比は６９.５デシベルと業界をリードする性能を実現している。パッケージは４８ピンのＬＬＰで供給される。