070810_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月10日 |
070810_01 |
サン・マイクロシステムズ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
パソコン・OA機器・LAN用 |
シングルチップで最大64のスレッドを同時に実行可能で前世代T1の2倍の処理能力を持つ世界最速の汎用プロセッサUltraSPARC T2
【ニューヨーク支局】米サン・マイクロシステムズはこのほど、世界最速の汎用プロセッサ「UltraSPARC T2」を発表した。
「ナイアガラ2」の開発コードネームで知られるこの新プロセッサは、8個のコアを内蔵し、コア当たり8つのスレッドを有する。このため、シングルチップで最大64のスレッドを同時に実行可能で、前世代「T1」の2倍の処理能力を提供する。
「T2」は、業界で初めて複数システムの仮想化、処理、ネットワーキング、セキュリティ、浮動小数点演算、高速メモリーアクセスなどの主要機能を1つのチップに統合した。これにより、コスト削減と性能、信頼性、エネルギー効率の向上を実現し、通信機器から高性能コンピューティング、ストレージ機器まで多様なワークロードに、優れた選択肢を提供する。
性能面の大幅な向上とともに、新プロセッサはサン独自のマルチスレッド技術「クールスレッド」により、1スレッド当たりの消費電力を2W以下に抑えた。これは競合製品の10分の1から30分の1の水準だ。
新プロセッサは、サンのシステムとは別個に提供され、7―9月中に量産出荷を開始。最低価格は1千ドル以下となる。プロセッサ設計は、GPLライセンスを通じてオープンソースコミュニティに無償で提供される。 |