高輝度・高コントラスト化を実現し視認性を高めた対角31センチ（12.3型）自動車インパネ用液晶モジュール

　日立ディスプレイズは、高輝度・高コントラスト化を実現し視認性を高めた自動車インパネ用の液晶モジュールを開発。９月からサンプル出荷を開始する。

　同製品は対角３１センチ（１２.３型）の横長で、インパネ用としての多様な表示を可能にした。

　従来のＴＮ（Ｔｗｉｓｔｅｄ　Ｎｅｍａｔｉｃ）方式によるＴＦＴ液晶では、コントラストが不十分なため見えにくいという課題があったが、液晶の駆動電圧を高め、透過率の改善を図ることにより、輝度約６５０カンデラ／平方メートル、コントラスト比８００対１を実現し視認性をアップ。

　ドット反転駆動の採用で非表示部への色ずれなども抑えた。

　低温時の応答速度改善、透過率改善による消費電力低減など顧客ニーズに応えるとともに、ＬＥＤバックライトの採用による水銀レス化など環境対策にも配慮した。