視認性に優れ特注や小ロットなど柔軟に対応した透明タッチパネル9種

　日本開閉器工業はこのほど、透明タッチパネル「ＦＴシリーズ」の新シリーズ９種類を開発、９月５日から販売開始する。新シリーズは、国内自社工場での一貫生産による日本製製品。特注対応、技術サポート、小ロット対応など様々なニーズに柔軟に対応する。

　 開発したのは、デジタルタイプ５.７型１機種と、アナログタイプ５.７型−１５型の８機種。

　 特徴としては、材質構成は最も一般的に使用されているフィルム−ガラスタイプで、アナログタイプとデジタル（マトリックス）タイプの２種類を用意。ＡＮＲフィルム採用により干渉縞が発生しないため、画面の視認性が向上。フィルム表面はノングレア処理により蛍光灯などの映り込みを緩和。

　 ＬＣＤの狭額縁に対応し、タッチパネルも狭額縁化を図った。ガラスプラスフィルムの張り合わせ部分の粘着剤採用により、耐環境性能が向上。入力方式は指・ペン共用タイプ。フィルム表面は、指・ペンの傷の発生防止に優れているハードコート。

　 抵抗膜式のため、手のひらサイズから用途に合わせた形状・サイズなど自由に指定が可能。周辺機器への組込みやＬＣＤとの張り合わせも可能。

　 フィルムプラスフィルムなど、材質構成は用途により自由に対応。防指紋、高透過率品など各種フィルムも対応。ペン入力・指入力まで入力方式も指定が可能。

　 参考価格は、１７４０−６５２１円。

　 主な用途は、ＯＡ/ＦＡシステム、通信システム、銀行オンラインシステム、医療システム、教育システム、アミューズメント機器など。