070719_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月19日 |
070719_05 |
新日本無線/スーパーウエーブ |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
8ビットCPUとメモリを1チップに搭載したSPC仕様バージョン1.0準拠システム向け300メガヘルツ帯微弱無線トランシーバIC
新日本無線(平田一雄社長)とスーパーウエーブ(梶川信也社長)は、「安心空間コンソーシアム」(略称SPCコンソーシアム)のSPC仕様バージョン1.0準拠システム向け300メガヘルツ帯微弱無線トランシーバIC(試作品)を共同開発した。同仕様準拠システム向けのトランシーバICの開発は初めて。
同トランシーバICは、携帯機器の置き忘れ防止機能や使用制限機能などを実現する「SPC仕様」をベースに開発され、同IC機器に組み込むことで、SPC準拠システムを構築できる。
SPC仕様は、新日本無線、スーパーウエーブのほか携帯電話事業者や携帯端末メーカーなど30社以上で構成するSPCコンソーシアムが策定。微弱無線または特定小電力無線の無線方式を使用して、電子鍵などSPC制御機器と携帯電話端末などSPC被制御機器間を通信して、認証や機器の制御を行うもの。通信距離はおよそ3メートル程度。
例えば、SPC搭載携帯電話からSPC電子鍵を持った人が3メートル程度離れた場合、携帯電話の使用を制限し、電子鍵で携帯電話置き忘れを警告するアラームを鳴らすような制御が行える。
両社で開発したトランシーバICは、低消費電力性に優れる微弱無線版SPCを採用。RFアナログ回路と認証処理などを行う8ビットCPU、各種メモリーをワンチップに搭載し、4.5ミリ角52ピンPCSPの小型パッケージに納めた。消費電流は送・受信モード時10mA、待機時10μAとなる。
同ICは試作品として、動作確認が完了次第、SPCコンソーシアム会員に提供する予定。販売は、両社で共同拡販を実施する予定だが、販売開始時期は未定。
|