車載アプリケーションでの負荷遮断状態などに最適な最大60Vまでの入力過渡保護機能を備えた２A・３８V降圧スイッチングレギュレータ

　リニアテクノロジーは、最大６０Ｖまでの入力過渡保護機能を備えた２Ａ、３８Ｖ降圧スイッチングレギュレータ「ＬＴ３６８５」を発売した。1000個受注時の参考単価は２９１円から。

　ＬＴ３６８５は３.６―３８Ｖの入力電圧範囲で動作し、６０Ｖの過渡保護機能を備える。

　車載アプリケーションで見られる負荷遮断状態やコールドクランク状態に最適となっている。

　３Ａの内部スイッチは、０.７９Ｖの低電圧で最大２Ａの連続出力電流を供給可能。

　スイッチング周波数は２００キロヘルツ―２.４メガヘルツの範囲でユーザーがプログラムできる。

　クリティカルなノイズに敏感な周波数帯域を回避しながら効率を最適化できる。高いスイッチング周波数によって小型の外付けコンデンサやインダクタを使用でき、３ミリ角サイズＤＦＮ―１０、または、熱特性が改善されたＭＳＯＰ―１０Ｅで供給される。

　高効率の３Ａ、０.２５Ωスイッチに加え、必要な昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を１個のチップに搭載。特別な設計技法と新しい高電圧プロセスにより、広い入力電圧範囲で高効率を達成できる。

　また、電流モード方式を採用することにより、高速過渡応答と優れたループ安定性が得られる