光ディスクドライブとして世界で初めての7ミリ厚さのパソコン内蔵型DVDスーパーマルチドライブ

　パナソニック　コミュニケーションズは、光ディスクドライブとして世界で初めて、７ミリ厚さのパソコン内蔵型ＤＶＤスーパーマルチドライブを、５月からパソコンメーカーへ出荷開始した。

　同社は光ディスクドライブのキーデバイスを内製化することで、今まで薄型光ディスクドライブとして１２.７ミリ厚を９６年に、９.５ミリ厚を０３年１２月に、業界に先駆けパソコン向けで発売してきた。

　薄型の記録型ＤＶＤドライブの世界市場は、０６年度５８００万台、０７年度８２００万台、０８年度９９００万台が予測されている。こうした小型化、軽量化に対応して、今までのノウハウや技術を結集し、さらに世界最薄の７ミリ厚のＤＶＤスーパーマルチドライブを開発、ＯＥＭ製品として出荷開始したもの。

　この製品は、ＤＶＤ―ＲＡＭなど７種類の記録メディアに対応し、薄さだけでなく質量でも９９グラムの軽量化を実現した。

　同社が挙げる特徴は――

　（１）同社製薄型ピックアップの開発で、光ディスクドライブの厚さが、９.５ミリから約２６％も薄くなる７ミリとして、パソコンのデザイン設計の自由度が大きく高まり、ノートパソコンの薄型化に貢献する。
　（２）比重の軽いアルミニウムなどの素材の採用や、モーターや実装基板などの主要部品の軽量化に取り組み、９９グラムを実現した。
　（３）ＤＶＤとＣＤの規格の７種類のディスクへの記録と、９種類のディスクの再生ができるＤＶＤスーパーマルチドライブとなっている――など。